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作曲・理論コースについて

 

作曲・理論コースの方針

「好きな音楽を最高のクオリティで」という基本理念に基づき、どんな分野の楽曲でも、好きな音楽を、出来る限り高いレベルで書く事が作曲専攻の学生には期待されています。こういった理念は学生のみに課せられたものではなく、教員もこの目標に到達すべく、日々努力しています。また、この方針は作曲と理論コースの両方にあてはまるもので、理論コースの学生はどんな分野の、どんな文化の音楽でも良いので、自分が好きだと思える音楽を出来る限り高いレベルで学び、研究としてまとめることが目標となります。
また専任教員が両名とも英語に堪能であることから、英語を用いた研究や作曲の指導が可能であるという日本でも稀有な環境であり、在学中の交換留学希望者*、卒業後の海外留学希望者へのアドヴァイスなどを丁寧に行うことも可能です。

卒業生たちの進路/活動領域

日芸音楽学科、作曲・理論コースの卒業生たちの進路と活躍の領域は多岐にわたります。

 

ひとくちに作曲家と言っても、映画音楽の作曲家、ゲーム音楽の作曲家、テレビなどの音楽の作曲家、演劇のための作曲家、芸術音楽の作曲家、吹奏楽の作曲家などに分かれていて、

どの分野でも多数の作曲コース出身者が活躍しています。

 

理論コースの卒業生は、音楽学者、音楽評論家、演奏家、指揮者、音楽会の司会者などとして活躍したり、

出版社、コンサートマネージメント会社、文化財団などに勤務したりしています。

職業の選択肢の幅が広いことが理論コースの特徴です。

 

作曲専攻/理論専攻、どちらにも、大学教員、中学高校の音楽教師、音楽教室講師などの職業に就いている卒業生がいますし、

国家公務員やさまざまな業種の一般企業への就職の例もあります。

 

国内の大学院はもとより、ヨーロッパやアメリカの大学院に進学する卒業生も少なくありませんし、

近年は、国内外の作曲コンクールでの上位入賞者も輩出しています。

作曲コースについて

自由でクリエイティブな作曲を目指して

一人一人の学生に、自分自身の創作の世界を見つけ独創的で良質な音楽を生み出していって欲しい、そんな考えのもと作曲コースでは第一線で活躍する経験豊かな作曲家たちが、学生の個性を尊重した丁寧な指導を行っています。クラシック音楽の作曲技法の学習をベースにしながら、現代音楽、日本の伝統音楽、民族音楽、映像や演劇の音楽、最先端のテクノロジーの学習などを絡めて創作の幅を広げていくことが可能です。オーケストレーションや作曲家の発想を演奏家に正確に伝える技術としての記譜法など、実践的な側面の学習にも重点を置いていて、学生が作曲した作品を実際に音にする機会も充実しています。
現在プロとして活動する作曲家たちが作曲を勉強し始めたタイミングは様々です。子供のときから作曲していたという作曲家もいる一方で、大学に入ってから作曲を勉強し大きく成功した作曲家も数多くいます。そういったことも踏まえ、作曲コースでは「育てる」ことも重視しています。

理論コースについて

さまざまな切り口で音楽を研究

理論コースでの研究対象は、理論、作曲家、作品、楽器、歴史、文化、社会など極めて多岐にわたります。授業では、音楽学的研究の多様性とそれらにアプローチしていくための様々な方法を、基礎から学ぶことができます。その後、各々の学生が選び取ったテーマについて、その領域のスペシャリストの指導のもとに研究を深め、卒業論文の執筆を目指します。西洋音楽はもちろん、多くの分野を学ぶことが出来るのも特徴です。
音楽理論を専門的に学び始めるのは一般的には大学に入ってからで、ある意味では誰もがこの分野で開花する可能性があります。そういった点を重視し、理論コースも丁寧に「育てる」という事を大切にしています。また、そういった成長の可能性を信じ、入試の間口は広く(受験の際の科目数や専門実技の縛りが少なめで)、挑戦しやすいコースであることも特徴です。音楽学の専門家を目指す人たちにはもちろんのこと、音楽について幅広い知識と教養を身につけ、演奏の基礎も学びつつ、将来、音楽関係の就職を目指したい人たちにも最適なコースです。
​世界的にも音楽学の研究はクラシック音楽だけのものから多様化していますが、本コースは最先端の音楽学と科学を組み合わせた研究にも力を入れており、結果的に将来の仕事につながりやすい研究も取り扱っています。音楽心理学や、統計的な解析、音楽とビジネス、音楽とマーケティング、音楽と環境音といった理系的な研究も近年では本コースでは行われています。
 
*日本大学の交換留学制度を使って在学中に海外の提携大学で学ぶ機会を持つ学生もいます。
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